大災害時も電波塔としての役目を果たす
東京スカイツリーの防災性能
地震や台風などの災害時は、「情報」が重要なライフライン(命づな)になります。そこで、大災害時にも電波塔としての役割を果たせるように、災害に強い構造になっています。
-
浸水被害への配慮
大雨などによる浸水が起こっても機能を維持できるよう、重要な設備は2階以上に設置しています。
-
ライフラインの供給信頼性を確保
電力などは、2つのルートを用意することで、1つが災害で使えなくなってももう1つで補えるようにしています。
-
必要期間の自立
さらに想定外の災害によって電力が途絶えても、非常用発電機と燃料備蓄(2つのルート)によって電波塔としての機能を継続することができます。
また、東京スカイツリーが建つ東京スカイツリータウンは、周辺の地域住民の助けになるよう、一時的な避難所、生活・消防用水や飲料水の貯水槽としての機能も持っています。
また、東京スカイツリータウンの地下には、2,635tの雨水を溜めることができる雨水タンク(雨水貯水槽)があり、そのうち1,835tは集中豪雨の時に一時的に雨水を溜めるタンク(雨水抑制槽)で、周辺の防災に配慮しています。
東京スカイツリーの構造自体が災害に強い
展望施設としての役割
頂部避雷針(634メートル部分)
頂部避雷針に雷が落ちた時の画像
1F スカイツリーギャラリーで、東京スカイツリーの頂点634メートルに設置されている避雷針が実物大で見られます!
環境への配慮
-
環境にやさしい電気の使い方
東京スカイツリーのライティングは‘オールLED化‘によって省エネを図っています。
LEDは、これまでの電球や蛍光灯よりも電気を節約でき、長持ちする特徴があります。このLED照明器具を使用することにより、これまでの電球や蛍光灯よりも省エネができるようになりました。
また、東京スカイツリータウンの2ヵ所に太陽光パネルを設置して、発電された環境にやさしい電気は施設内で使用しています。 -
環境にやさしい水の有効活用
東京スカイツリータウンでは、地下に約60個、合計2,635トンの容量がある、雨水タンク(雨水貯留槽)が設けられ、そのうち800トンは雨水貯留槽としてトイレの流し水や屋上緑化の散水等に使用して無駄な水道水を使用しないようにしています。
残りの1,835トンは雨水抑制槽として集中豪雨等が発生した時に一時的に雨水を貯めて、東京スカイツリータウンとその周辺地域が水であふれることを防ぎます。 -
環境にやさしい冷暖房
東京スカイツリータウンの冷暖房には、地域冷暖房システムを導入しています。
1か所または数か所の「プラント」と呼ばれる冷水・温水を作る場所から、いくつかの建物に配管を通し、冷水・温水を送って冷房・暖房を行うシステムです。それぞれの建物が別々に冷房・暖房を行うより、地域冷暖房システムでまとめて冷房・暖房を行うほうが環境にやさしく省エネになります。この地域のシステムは国内トップレベルの省エネを達成し、全国の地域冷暖房システムの平均よりさらに2,567トンのCO2削減効果(2016年度実績)があります。
さらにこの地域では国内の地域冷暖房システムでは初めて、地中の熱を有効活用する地中熱利用システムを導入し、未利用エネルギーを活用しています。
雨水タンク(雨水貯水槽・ハッチを開けた様子)
太陽光発電パネル
- [ 1 ] 東京スカイツリーの誕生
-
- 東京スカイツリーの建設
- 「タワーのある街」東京スカイツリータウン
- 東京スカイツリーが建つ場所
- 東京スカイツリーの名前
- 海外からのお客様に向けて
- [ 2 ] 東京スカイツリーの各部紹介
-
- 東京スカイツリーのエレベーター
- 東京スカイツリーのライティング
- 東京スカイツリーのデザイン
- [ 3 ] 東京スカイツリーの構造紹介
-
- まずは未知領域のリサーチからスタート
- 大樹のような、地盤とのつながり方
- つないで一体化する鉄骨の工夫
- 鉄骨造塔体の概要
- [ 4 ] 塔体のしくみ
-
- 約3万7000ピースで組まれた塔体
- ゆれを小さくするしくみ
- [ 1 ] 東京スカイツリーの役割
-
- 高さ634メートルの決定
- 電波塔としての役割
- 展望施設としての役割
- [ 2 ] 災害時の役割
-
- 大災害時も電波塔としての役目を果たす
- 東京スカイツリーの構造自体が災害に強い
- 環境への配慮
