(1)東京スカイツリーの役割 東京スカイツリーの役割

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高さ634メートルの決定

東京スカイツリーの高さは、プロジェクト当初は約610メートルとしていましたが、自立式電波塔として世界一の高さをめざし、最終的には高さ634メートルに決定しました。

高さの数字を決めるにあたっては、世界一のタワー・地域のシンボルであるタワーとして覚えやすい数字にしたいと考えました。「634=むさし」の響きは日本人にとってなじみがある言葉であり、東京スカイツリーが建つ場所は、歴史をひも解くとかつては旧国名のひとつで東京・埼玉・神奈川の一部を含む大規模な地域であった武蔵国でした。

2011年11月17日にはギネスワールドレコーズ社より、「世界一高いタワー」として認定されました。

2011年ギネス世界記録™認定式で、世界一高いタワーとして認定証を授与される様子

ギネス世界記録™認定式

東京スカイツリーの高さ634mが、旧国名の武蔵(むさし)と重なることを示すイメージ

電波塔としての役割

東京スカイツリーの大きな役割は地上デジタル放送の送信です。

関東地方のデジタル放送は2003年3月から開始され、2013年5月には東京のテレビ局6社局の電波の送信が東京スカイツリーに移行されました。東京スカイツリーにより、地上デジタル放送の送信高さは従来の約2倍となり、超高層ビルの影響を低減することができました。

また、災害時には防災機能のタワーとしての役割も期待されています。

都心のビル群の中に高くそびえ立ち、広範囲に電波を送信する電波塔としての東京スカイツリーの全景

展望施設としての役割

高さ350メートルの天望デッキでは東京を見下ろす美しい景色を楽しめます。さらに、高さ450メートルの天望回廊からは関東一円を見渡すことができます。特に天気が良い冬の朝では空気が澄んで、より美しい景色を楽しむことができます。
日没後の東京スカイツリー天望デッキから見渡す、宝石のように輝く東京の夜景

天望デッキからの夜景

研究拠点としての役割

東京スカイツリーでは、高さを利用してさまざまな研究機関が観測を行っています。雲粒や大気質、雷、温室効果ガスなどの観測を行っており、それらのデータは最先端の研究に役立たれています。
落雷の観測に使用される、東京スカイツリー上部に設置されたロゴスキーコイルのクローズアップ

雷観測 ロゴスキーコイル

[ 1 ] 東京スカイツリーの誕生
  • 東京スカイツリーの建設
  • 「タワーのある街」東京スカイツリータウン
  • 東京スカイツリーが建つ場所
  • 東京スカイツリーの名前
  • 海外からのお客様に向けて
[ 1 ] 東京スカイツリーの概要
[ 2 ] 東京スカイツリーの各部紹介
  • 東京スカイツリーのエレベーター
  • 東京スカイツリーのライティング
  • 東京スカイツリーのデザイン
[ 3 ] 東京スカイツリーの構造紹介
  • まずは未知領域のリサーチからスタート
  • 大樹のような、地盤とのつながり方
  • つないで一体化する鉄骨の工夫
  • 鉄骨造塔体の概要
[ 4 ] 塔体のしくみ
  • 約3万7000ピースで組まれた塔体
  • ゆれを小さくするしくみ
[ 5 ] 高さ634メートルに到達するまで
[ 1 ] 東京スカイツリーの役割
  • 高さ634メートルの決定
  • 電波塔としての役割
  • 展望施設としての役割
[ 2 ] 災害時の役割
  • 大災害時も電波塔としての役目を果たす
  • 東京スカイツリーの構造自体が災害に強い
  • 環境への配慮
[ 3 ] 研究拠点としての役割