地上波デジタル放送と東京スカイツリーの役割

東京スカイツリー概要

東京スカイツリー概要

東京スカイツリーの大きな役割は地上デジタル放送の送信です。2003年12月より関東地方の地上デジタル放送が開始されておりますが、電波の送信について都心部に林立する200m級超高層ビルの影響を受ける可能性が出てきました。そこで600m級の新タワーからの送信が望まれたのです。

600m級の新タワーに移行すると、地上デジタル放送の送信高は現在の約2倍となりますので、年々増加する超高層ビルの影響を低減できると共に、2006年4月に開始された携帯端末向けのデジタル放送サービス「ワンセグ」のエリアの拡大も期待されています。

また、災害時には防災機能のタワーとしての役割も期待されています。

沿革

2003年
12月
在京テレビ6社「新タワー推進プロジェクト」が発足
2004年
12月
東武鉄道、「新タワー誘致に関する要望書」受領
2005年
2月
東武鉄道として新タワー事業に取り組むことを表明
2006年
3月
墨田・台東エリアが新タワー建設地として最終決定
2007年
12月
在京テレビ6社と新タワーの利用予約契約を締結
2008年
6月
新タワーのネーミングが「東京スカイツリー」に決定
7月
着工
12月
TOKYO MXと新タワーの利用予約契約を締結
2012年
4月
FMラジオ(NHK、J-WAVE) 本放送開始
タクシー無線(関東自動車無線協会)本運用開始
10月
TOKYO MX サイマル放送(東京タワーと東京スカイツリーの両方から放送)開始
2013年
5月
TOKYO MX 送信点移転完了(東京スカイツリーからの放送のみとなる)
 
在京テレビ6社 本放送開始
(NHK、日本テレビ、テレビ朝日、TBSテレビ、テレビ東京、フジテレビ)
2015年
12月
在京AMラジオ3社 FM補完放送 本放送開始
(TBSラジオ、文化放送、ニッポン放送)