電波ってなに? 電波の安全性

電波の性質と役割

電波は電界と磁界が互いに影響し合いながら空間を伝わる「電磁波」です。電磁波には波の性質があり、波が1秒間に振動する回数を周波数といい、電波は「周波数300万MHz(メガヘルツ)以下の電磁波」と定義されています。

電波はテレビかラジオの放送、携帯電話やスマートフォンなどの通信をはじめ、電子レンジ、蛍光灯、MRIなどの医療機器、ETCシステム、無線ICカード自動改札、気象レーダー、GPSなど幅広く使われています。

周波数による電磁波の分類チャート。電波、赤外線、可視光線、紫外線、X線などの種類と、それぞれの周波数・波長の関係、主な利用例(ラジオ、テレビ、携帯電話、衛星放送など)を説明する図解。
図表出典:総務省 電波と安全な暮らしより抜粋

日本における電波に関する国の取り組み

日本においては、約50年以上にわたる国内外の研究成果に基づいて、「電波防護指針」が策定され、その指針に従った規制が導入されています。

電波防護指針は、電波が人体に影響を及ぼさない安全な状況であるという判断をする際の基本的な考え方や、それに基づく基準値などを示すとともに、この指針に基づく規制を導入しているものです。また、日本の電波防護指針の基準値は、国際的な指針と同等のものです。電波を発射する事業者(無線局)が国から免許を付与される際には、電波防護指針を満足していることが必須条件となるため、すべての無線局は国のチェックを受け、人々の安全を確保しながら電波を発射しているといえます。