Tree of Hope

『Tree of Hope』は、国際社会が地球を考える日「アースデイ」の2021年4月22日から、世界中からの願いや希望を集め、その想いを発信していくことで人々の結束や団結、平等を願うグローバルキャンペーン『W1SH RIBBON DISCOVER & CONNECT THE WORLD』をきっかけに、このキャンペーンの趣旨に賛同いただいた世界で活躍する写真家 レスリー・キー氏のディレクションにより、東京スカイツリーが世界の希望のシンボル “木=Tree” となるよう想いを込めて誕生しました。
世界一高いタワーの天望デッキに設置した、この『Tree of Hope』に結ばれたカラフルなリボンは、一人ひとりが持つ多様性とともに、皆さまの一番の願いが一つにつながることを表現しています。
国際社会で厳しい状況が続く今、私たち東京スカイツリーの希望“HOPE”は、世界中の人々がつながり、一人でも多くの願いが叶うことです。
これからも多くの方々にご参加いただき、リボンで世界が一つにつながることを願っています。



シンガポール⽣まれ。フォトグラファーとしてアート、ファッション、広告の撮影、映像監督などを中⼼に世界各国で活動。東⽇本⼤震災チャリティ写真集「LOVE&HOPE」が第40回APA経済産業⼤⾂賞。彼が⼿掛ける写真とアートマガジンのシリーズ「SUPER」は世界の企業やYOHJI YAMAMOTOをはじめとするファッションデザイナーなどと積極的にコラボレーションを仕掛ける。⽇本のLGBTのポートレートを撮影するプロジェクト「OUT IN JAPAN」、第19回⽂化庁メディア芸術祭エンタテインメント部⾨審査委員推薦作品に選出。また、国連が掲げる「持続可能な開発⽬標(SDGS)」のビジュアルとPVを製作。国連広報センターとSDGSの啓発活動も精⼒的に⾏う。2016年より、NHKと共に⽇本中の人々が夢や⽬標を共有し、よりよい未来を⽬指す、2020年のオリンピック・パラリンピックの東京⼤会の応援をテーマ「→2020レスリー・キーがつなぐポートレートメッセージ」写真の2000名以上のポートレート撮影とプロモーション映像を監督している。

1988年、⽶国オハイオ州⽣まれ。写真家レスリー・キーと結婚。2017年12⽉、岡⼭理科⼤学で英語教師としてインターンシップを⾏っていたジョシュアは、「OUT IN JAPAN」プロジェクト(レスリーがライフワークとして制作しているLGBTQ撮影プロジェクト)でレスリーと出会う。その後、学⼠号を取得するために⽶国に戻った後、レスリーは2019年5⽉にオハイオ州に⾏き、プロポーズ。彼らは、2020年11⽉22⽇、いい夫婦の⽇に、東京アメリカンクラブでの史上初同性婚ウェディングパーティーを⾏う。英語講師として勤務する傍ら、アート・ファッションモデルとしても活躍。























































2021年4月22日、地球の日に、私がスカイツリーと初めてコラボレーションしたTree of Hopeのプロジェクトが始まりました。開始から半年、13,000本以上のW1SH RIBBONを結んでいただきました。皆さんには応援いただきありがとうございました。写真家として日本に来て30年になりますが、この1年間は人生の中でも、多様性についてすごく自分の中で深く深く考えさせていただいた年となりました。
コロナ禍で、人と人とのつながりをプロデュースする機会がどんどん増えてきましたが、活動を続けていく中で、ようやくスカイツリーという世界一高いタワーとの企画にプロデューサーとして参加できたことはとても光栄です。

でも私達の旅はまだこれからです。今年2021年のオリンピック・パラリンピックをきっかけに、コロナの時代の制約がある中で、スポーツ選手や関係者の方を含めて、日本人だけでなく海外の方にもスカイツリーのプロジェクトに少しでも参加いただいたことはとても嬉しいです。2022年はスカイツリーにまだ来ていない人も、家族と一緒に、友達と一緒に、みんな一緒に天望デッキにあるTree of Hopeにきて、みんなの希望を書き続けて、たくさんの夢がつながる企画にして、もっともっと進めてほしいなと思っています。
私自身は、とにかく2022年は、多様性という私のライフワークをさらにいろいろな形で進めていきたいと考えていますので、きっとみなさんともどこかでお会えいできると思います。引き続き、東京スカイツリー、世界一高いタワーのW1SH RIBBONのプロジェクトをぜひ応援してください。
このTree of Hopeのグローバルキャンペーンを立ち上げたことで、コロナ禍にもかかわらず、世界中の多くの多様な人とつながり、通常ではかなわないような貴重な経験をすることができました。困難が続く時期にこのような企画の実施に踏み切ることには迷いもありましたが、実施して得られたものは想像を上回るものでした。そして、トップアスリートやパラリンピアン、多様性のある社会を推進する方々など、普段、接する機会の少ない方々と一緒にプロジェクトを推進できた経験も大きな成果になったと感じています。 東京スカイツリーも参画している『WeThe15』を推進するIPC会長アンドリュー・パーソンズ氏からも、以前実施させていただいたインタビューで、このキャンペーンについて次のようにコメントをいただきました。「『 W1SH RIBBON キャンペーン 』は、芸術と美学を組み合わせた素晴らしいアイデアです。より包括的な世界を望んでいるという同様の目標があり、私たちはコンセプト、エキサイティングなビジュアル、そしてより良く美しい世界にすべての人を含める必要があるというメッセージが大好きです。人々に彼らの願いを表現し、より大きな何かの一部となるようにすることは『WeThe15』の目標と完全に一致します」。

社内でも、実際にこの企画を通じて多様性への意識、SDGsへの具体的な取り組みも進み、世界課題への意識も高まったと感じています。この経験によって、コロナが落ち着いて、また海外からも多くのお客さまにいらしたいただけるようになった際に、他ではできないようなグレードアップしたホスピタリティでお迎えできると確信しています。
©TOKYO-SKYTREE