コンセプト

デザインコンセプト

日本古来の技と最新技術に支えられた、新しい街のシンボル・東京スカイツリー。人々をやさしく見守ります。

東京スカイツリーは、空に向かって伸びる大きな木をイメージしています。シルエットは、伝統的日本建築などにみられる「そり」や「むくり」を意識し、大きな木の下に、人々が集い、心を寄せ合う様子を表しています。名前そのものから連想される澄んだ空と木々の豊かな緑も、「人に地球にやさしい、豊かなコミュニティ」を目指した、この街全体の開発コンセプトを表したもので、タワーの元に環境に優しい街が生まれ、世界の人々が集い、新しい文化が創造されていく、という願いが込められています。タワーの足元は三角形となっており、圧迫感の低減や日影等の影響にも配慮しています。さらに、頂部に向けて円形へと変化し、見る角度や眺める場所によって多様な表情を持っています。

「伝統と先端の新しいシンボルになります」

東京スカイツリーの足元は、三角形でできています。「3」という数は、三脚のように最も少ない単位で安定が得られ、その合理的な形状により周辺の圧迫感や日影等の影響も考慮でき、さらに隅田川・荒川・交通の東西軸で囲まれたこの地域を象徴する形状でもあるからです。

また、シルエットは、伝統的日本建築などにみられる「そり」や「むくり」を意識しています。頂部から足元に向かって変化するしなやかな曲線が、タワーに凛とした佇まいと優美な雰囲気を生み出します。さらに、タワーの足元から頂部へ視点を移すと、基本となる造形が三角形から円形へと変化しているのに気づかれるでしょう。見る角度や眺める場所によって多彩な表情を持たせることで、他のどの都市にもないオリジナリティあふれるランドマークにもなります。日本の伝統的な美意識のもと、先端テクノロジーを駆使して生まれるのが東京スカイツリーです。伝統と先端の新しいシンボルとして、時空を超えた新たな景観を創造します。

「伝統と先端の新しいシンボルになります」

ロゴマーク

世界一の高さになることはもちろん、景色の中や季節の中、そして人の気持ちの中でも世界一になれるように。東京スカイツリーをデザインしています。

  • 常磐色(ときわいろ)「伝統」
  • 萌黄色(もえぎいろ)「若さ」
  • 刈安色(かりやすいろ)「みんなの」
  • 黄金色(こがねいろ)「未来」
  • 紅梅(こうばい)「華やかさ」
  • 江戸紫(えどむらさき)「粋」
  • 空色(そらいろ)「エコロジー」

新しいタワーから生まれていく様々な「モノ」や「コト」、そこに集う人々のワクワクした気持ちをカラフルなドットで表現。いずれも日本の伝統色を用いており、タワーの立つこの地ならではの歴史と文化の意味がこめられています。タワーのシルエットと組み合わされることで、空へと伸びる「木」に、葉が繁り、花が咲き、豊かに果実が実る様子がデザインされています。

TOKYO SKY TREE