構造設計
通常より高いグレードの構造安全性
建築基準法に定められた方法により構造計算を行って設計しており、安全性については国土交通大臣の認定を受けております。基礎は地下約35mの堅固な洪積砂礫層を支持層とし、強固な剛性と耐力を持つRC(鉄筋コンクリート)連続地中壁杭
を採用します。
東京スカイツリー本体の主構造は鉄骨造です。主要な鉄骨部には標準的な鉄骨の強度よりも約2倍強いものを使用し、また、揺れを抑制する装置を配置したことなどにより、通常の超高層建築物の設計では想定しない地震や暴風に対しても安全性を確認しています。
地盤調査→耐震設計
1.ボーリング調査-2006年8月-
計画地においてボーリング調査(地中130m:1本、65m:4本)を行い、地盤を詳細に調査しました。
- 約73万年前から堆積したとされる地中65mまでの深さまで地層のずれが無かったことから、計画地直下に断層の活動がなかった事を確認。 得られたデータにより、短周期地震動への対策検証を行うなど、タワー基礎の構造設計を進めています。
2.微動アレイ調査-2006年8月-
計画地周囲数kmの範囲で、微動アレイ探査という、地下3km程までの深層地盤を調査しました。
- このデータも利用して、存在不明な未知の活断層や長周期地震についても十分考慮した模擬地震動(人工地震波)を作成し、東京スカイツリーの挙動のシミュレーションを進めています。
風調査→耐風設計
1.低層風観測-2006年1月〜-
計画地にある東武鉄道本社の鉄塔を利用して、地上65mに超音波風向風速計をはじめ、4台の風観測装置を設置して風観測を行っています。
- これらのデータは気象庁の約130年分の記録とも照合し、計画地の風速分布推定を行っています。
2.高層風観測-2006年10月〜-
- 高層の風観測のため、強風時を狙って、ラジオゾンデという気象観測気球をすでに約50台放球して、高層風の詳細観測を実施しています。
3.予備風洞実験-2007年1月〜2月-
- 東京スカイツリーの空力基本性状を把握するため、予備の風洞実験も行っています。
試験杭
1.節付連続地中壁杭載荷試験-2007年10月〜-
実施設計を進める上で基礎構造設計の安全性を確認するために、現地において実大試験杭を構築し載荷試験を行っています。











